増やそう資源 引き継ごう 豊かな「かごしまの海」

マダイやヒラメなどの生産,放流,イベントなどを紹介します。

海藻ブロック

 藻場は漁場環境の保全や稚魚の成育に重要な役割を担っており、「海のゆりかご」とも呼ばれていますが、地球温暖化に伴う海水温の上昇等により生態系のバランスが崩れ、藻場が消失する現象(磯焼け)が全国的に拡がっています。

 当協会では藻場の回復を図る取組みとして、ブロックに海藻を種付けした海藻ブロックを平成23年度から供給しています。近年、地球温暖化の要因の一つである二酸化炭素を植物が吸収するように海藻も海中にて炭素を吸収するブルーカーボンにも注目が集まっており、藻場造成に係る取組みがさらに拡がっていくことに期待しています。

 令和5年度も11月から順次出荷を予定しています。例年に比べて食害も少なく、順調に生長しています。

海藻ブロック(温帯性ホンダワラ類マメタワラ)
亜熱帯性の(主に)コナフキモクも生産しています

水槽の様子

株式会社吹上工業主催による稚魚放流行事

 令和4年7月8日(金),株式会社吹上工業主催による稚魚放流行事が種子島の伊関港で行われました。

 当日は,天気にも恵まれ絶好の放流日和となりました。地元の伊関小学校児童が行事に参加し,マダイ稚魚放流のお手伝いをしてくれました。また,行事終了後,種子島の特産品であるトコブシ稚貝の放流行事も行われました。このような機会を提供してくださった吹上工業様はじめ,会場の準備や放流のお手伝いをして下さった関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

垂水市立水之上小学校4年生のふるさと垂水見学学習

 

 令和3年11月19日に垂水市立水之上小学校4年生19名がふるさと垂水見学学習として当施設を訪れました。

 当日は稚魚放流活動や水産資源保護の意義について講義を受けた後,実際に施設を見学して頂きました。

小学生の皆さんにはこれを機に地元垂水ならではの良さを感じてもらい,より多くの子供たちが水産業に関心を持っていただけると幸いです。

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令和2年度職員研修会の開催

 

 令和2年度の職員研修は2月5日(金)、講師に国立研究開発法人水産研究・教育機構水産大学校 水産流通経営学科 山本義久教授をお招きして行いました。

 山本義久教授には、当協会がカンパチ、ブリの生産施設に導入している閉鎖循環飼育システムの原理と国内外で導入されている閉鎖循環飼育システムの事例を講義して頂きました。

 閉鎖循環飼育システムを活用することによって環境保全や省エネ化、疾病防除等の効果があり、安全に魚を飼育することができます。

 職員研修会を通して、閉鎖循環飼育システムの有用性と他魚種への応用の可能性を実感し、我々が生産を行っている施設や技術が世界に誇れるものである事を再認識しました。

 鹿児島まで足を運んで下さり、ご講義頂いた山本義久教授に感謝申し上げます。

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鹿児島県砂利協同組合連合会主催によるマダイ稚魚放流

    

 令和2年7月27日、鹿児島県砂利協同組合連合会が社会貢献活動の一環としてマダイ稚魚8500尾を南さつま市小湊港沖合に放流しました。

 当日は、南さつま市立小湊小学校全児童26名を招待し、小湊小学校関係者、加世田漁協、南さつま市役所の方々の御協力を頂き、漁船からの放流が行われました。

 鹿児島県砂利協同組合連合会をはじめ、御協力頂いた関係者皆様に感謝申し上げます。

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2020年度LOVEBLUE事業によるマダイ稚魚放流

 7月26日と29日、(一社)日本釣用品工業会が、『釣り環境ビジョンコンセプトに基づくLOVEBLUE事業』によるマダイ稚魚放流を行いました。

 この事業ではマダイ稚魚10.1万尾を、釣り愛好者の集まりである鹿児島本港一本釣組合、遊漁船協会鹿児島本港区船だまり、若船頭の会、ベテラン船頭の会の協力を得て放流しました。御協力頂いた関係者の皆様に感謝申し上げます。

 尚、昨年度に引き続きマダイ稚魚3万尾については、標識(右腹鰭カット)放流しておりますので、お気づきの際はかごしま豊かな海づくり協会までご連絡宜しくお願い申し上げます。

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放流スジアラの採捕

令和元年12月,瀬戸内地区で放流されたものとみられるスジアラ(ハージン)が加計呂麻島沿岸で漁獲されました。

スジアラは鹿児島県が種苗生産を行い,海づくり協会が中間育成を行っています。

放流されたスジアラは片方の腹びれがないことで確認することができます。

発見された方は協会(0994-32-5604)または大島支庁林務水産課(0997-57-7288)までご連絡ください。

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