Love Blue事業によるマダイ稚魚放流
平成30年7月1日および11日に(一社)日本釣用品工業会と(公財)日本釣振興会が協働で取り組むLoveBlue事業によるマダイ稚魚放流が行われました。
この事業は,持続可能な自然環境を築くことを目的として,主に「環境保全」や「資源回復」に係る活動を行っているもので,鹿児島県では初めて行われました。
鹿児島の遊漁団体(鹿児島本港一本釣組合,遊漁船協会かごしま本港区船だまり,錦江湾若船頭の会)やベテラン船頭の方々に協力をいただき,マダイ稚魚10万9千尾を放流しました。
また,そのうち3万尾を鰭カットによる標識放流しています。鰭カットされたマダイを釣り上げた方は,海づくり協会までご連絡ください(0994-32-5604)
ブリ人工種苗生産施設開所式
平成30年4月24日(火),垂水市にある鹿児島県種苗生産施設内に新たにブリの人工種苗生産施設が完成し,開所式が行われました。
当日は,あいにくの雨模様となりましたが,多数の関係者の方々が出席されました。
海外で評価の高い人工種苗を活用した養殖ブリの更なる輸出促進を図るため整備されたこの施設は,平成30年,31年に県水産技術開発センターから当協会に技術移転を行い,最終的に年間45万尾(70㎜)の生産を目標としています。
テープカットの様子
式典会場の様子
施設内見学の様子
スジアラ(ハージン)の漁獲
平成29年10月1日,南海日日新聞で,当協会でも中間育成を行っているスジアラの放流効果が見られたという記事(下記参照)が掲載されました。
ハタ類は種苗生産が難しく,なかなか量産技術の確立という段階までは至っていませんが,今回の記事を励みに漁業者の方々の期待に応えられるよう努めて参りたいと思います。