増やそう資源 引き継ごう 豊かな「かごしまの海」

マダイやヒラメなどの生産,放流,イベントなどを紹介します。

海藻ブロック

 藻場は漁場環境の保全や稚魚の成育に重要な役割を担っており、「海のゆりかご」とも呼ばれていますが、地球温暖化に伴う海水温の上昇等により生態系のバランスが崩れ、藻場が消失する現象(磯焼け)が全国的に拡がっています。

 当協会では藻場の回復を図る取組みとして、ブロックに海藻を種付けした海藻ブロックを平成23年度から供給しています。近年、地球温暖化の要因の一つである二酸化炭素を植物が吸収するように海藻も海中にて炭素を吸収するブルーカーボンにも注目が集まっており、藻場造成に係る取組みがさらに拡がっていくことに期待しています。

 令和5年度も11月から順次出荷を予定しています。例年に比べて食害も少なく、順調に生長しています。

海藻ブロック(温帯性ホンダワラ類マメタワラ)
亜熱帯性の(主に)コナフキモクも生産しています

水槽の様子